東京都日野市にある多摩動物公園は、オーストラリアのタスマニア島に生息するタスマニアデビルの公開を、2016年6月11日(土)11時からはじめました。
タスマニアデビルは絶滅危惧種の肉食性有袋類で、かつてはオーストラリア大陸にも生息していましたが、現在はタスマニア島(タスマニア州)のみで確認されている希少な動物です。
今回、オーストラリアからメス2頭が来日。名前は先住民族の言葉で「星」を意味するマルジューナ(Murdunna)と「影」を意味するメイディーナ(Maydena)です。
多摩動物公園のタスマニアデビル
オーストラリア連邦タスマニア州のトロワナ・ワイルドライフパーク(Trowunna Wildlife Park)から来たマルジューナとメイディーナは、さっそく舎内を歩き回ったりと、元気な姿で来園者を楽しませています。
本来、タスマニアデビルは夜行性ですが、オーストラリア園のタスマニアデビル舎では、昼間でも走り回ったり昼寝をしたりする可愛らしい姿を目にすることができます。
過去には大阪の天王寺動物園や札幌の円山動物園で公開されていた時期がありますが、2016年6月現在、国内では他に飼育されておらず、またアジアでも唯一の展示となります。
多摩動物園と言えば、オーストラリアから来たコアラが人気者でしたが、また新たな魅力が加わりました。