トランプ大統領が搭乗している大統領専用機、通称エアフォースワンが史上初の米朝首脳会談が開催される予定のシンガポールへ向けて移動している。
カナダ・ケベック州シャルルボワ(Charlevoix)で開催されていたG7サミット(日米主要7カ国首脳会議)に出席していたトランプ大統領は、ヘリコプターでカナダのバゴビル空軍基地(CFB Bagotville)へ移動。エアフォースワンに搭乗したことが伝えられていた。
カナダを出発したエアフォースワンは、東回りでシンガポールへ向かっており、ヨーロッパ上空を飛行。東ヨーロッパ夏時間(EEST)の午前03:08にギリシャ・クレタ島に給油のため立ち寄っている。
Air Force One middle of the night refueling on Crete before we continue on to #Singapore. pic.twitter.com/KkWkPqNybO
— Steve Herman (@W7VOA) 2018年6月10日
クレタ島にはギリシャ海軍のほか、NATOや米軍も使用するクレタ海軍基地(Crete Naval Base)があり、近くにハニア国際空港(Chania International Airport)がある。
トランプ大統領が搭乗するエアフォースワンはシンガポール時間10日20時35分頃、パヤ・レバー空軍基地(Paya Lebar Airbase)に到着すると報道されている。
到着後は滞在先の「シャングリ・ラ ホテル シンガポール(Shangri-La Singapore)」へ向かうとホワイトハウスが伝えている。
米朝首脳会談は現地時間12日9時(日本時間10時)からセントーサ島の「カペラ シンガポール ホテル(Capella Hotel, Singapore)」で開催が予定されている。
また北朝鮮の金正恩第一書記が滞在すると有力視されている「シャングリ・ラ・ホテル・シンガポール((Shangri-La Hotel, Singapore)」の周辺でも警備が強化されている。
首脳会談が開催されるセントーサ島は、12日にかけてとくに警備が厳しくなることが予想され、シンガポール旅行や観光にも影響が出そうだ。