イギリスの航空会社、Flybe(フライビー)は2020年3月4日をもってすべての便を対象に運航を停止した。
イギリス国内では最大規模を誇る地域航空会社のひとつで、エセクター(Exeter)に本社を置き、バーミンガム空港(BHX)やマンチェスター空港(MAN)をハブ空港として国内線を中心に路線網を持っていた。
2019年1月には経営悪化を背景に、ヴァージン・アトランティック航空(VS)やアイルランドのストバートエア(RE)などが出資するコネクト・エアウェイズ(Connect_Airways)に買収され「ヴァージン・コネクト(Virgin Connect)」にリブランドする計画があった。
今回の運航停止に伴い破産手続きに進むとみられるが、新型コロナウイルスの感染拡大による需要低下が影響しているかは明らかになっている。
なおフライビーの公式ツイッターアカウントによる、予約済みの顧客に向けて代替のフライトが見つかるまで空港に向かわないように要望しているが、同社では他社へ振り替え手続きができないとしている。
またフライビーと他社運航便を含む航空券を持っている場合は、他社への連絡または購入した旅行会社への連絡をとるよう勧めている。
— Flybe ✈ (@flybe) March 5, 2020