アラブ首長国連邦(UAE)の航空局(GCAA)は、中国湖北省武漢を中心に感染拡大している新型コロナウイルスによる新型肺炎の影響で、2020年2月5日から北京線を除く中国直行便を運航停止とする。
また北京線についても、空港で到着客へのスクリーニング検査を実施する。包括的な検査には6~8時間を要するとしている。
アラブ首長国連邦は、アブダビ首長国、ドバイ首長国、シャールジャ首長国、アジュマーン首長国、ウンム・アル=カイワイン首長国、フジャイラ首長国、ラアス・アル=ハイマ首長国を7首長国によって構成される連邦。
大手航空会社では、アブダビを拠点とするエティハド航空(EY)、ドバイを拠点とするエミレーツ航空(EK)が中国との直行便を運航しており、減便や一時運休となる。
エミレーツ航空では、ドバイ=北京(首都) 線 、ドバイ=広州線、ドバイ=上海(浦東)線を、ドバイ国際空港(DXB)からの直行便で運航。
エティハド航空では、アブダビ=北京(首都)線、アブダビ=上海(浦東)線、アブダビ= 成都線を、アブダビ国際空港(AUH)からの直行便で運航。北京線はアブダビ=北京経由=名古屋・中部便としても運航している。
またアラブ首長国連邦では、 2020年1月23日から武漢発着便を欠航としている。