スターアライアンスに加盟する航空大手のシンガポール航空(SQ)は、2018年10月11日からシンガポール=ニューヨーク線を再開する。
シンガポールのチャンギ国際空港(SIN)とニューヨークシティ近郊のニュージャージー州ニューアーク・リバティー国際空港(EWR)を結ぶ直行便で、飛行時間は約18時45分、距離にして約16,700kmにも及ぶ世界最長路線となる。
※シンガポール航空プレスリリースより
運航機材には最新鋭のエアバスA359のウルトラロングレンジ・タイプ、A350-900ULR型機を投入する計画で、67席のビジネスクラス、94席のプレミアムエコノミークラスを設定する。
フライトスケジュールは、シンガポールを23時35分に出発、ニューアークには翌日の朝6時に到着する。所要時間は18時25分。
ニューアーク発は午前10時45分で、シンガポールには翌日の17時30分に到着。所要時間は18時間45分となり、旅客定期便では世界最長のフライト時間を体験できる。
※シンガポール航空プレスリリースより
運航曜日は就航日の2018年10月11日から10月17日までは週3便となるが、10月18日以降は新たな機材を投入する予定でデイリー運航となる。
シンガポール航空では2013年まで、A340-500s型機で同路線を運航していたが、同型機は2013年までに引退させている。
A350-900ULRは、A350-900の超長距離対応タイプで、シンガポール航空では7機を発注している。またA350-900については、すでに21機を保有しており、日本路線にも導入している。
長距離路線としては他に、カタール航空がドーハ=オークランド(ニュージーランド)線を運航しており、飛行時間はドーハ発が約16時間30分、オークランド発が約17時間40分となっている。2018年6月現在、運航機材にはB777-200LRを使用している。
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | 曜日 | 飛行時間 |
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SQ22 | シンガポール 23:35 | ニューアーク 06:00 *翌日 | 毎日 | 18時間25分 |
SQ21 | ニューアーク 10:45 | シンガポール 17:30 *翌日 | 毎日 | 18時間45分 |
※2018年10月17日までは週3便での運航、フライトスケジュールは時期・出発日により異なる場合があります
プレスリリース:Singapore Airlines To Launch World’s Longest Commercial Flights