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空港コードの末尾が「J」の国内空港をまとめてチェック

日本の空港には「J」で終わる3レターコードが多い

世界の空港に割り当てられている3文字の空港コード。一般的に「3レターコード」や「スリーレター」と呼ばれています。

多くの都市・空港では、英語表記(ローマ字表記)から関連した文字がつけられています。

例えば、羽田空港の「HND」は「Haneda」から、福岡空港の「FUK」は「Fukuoka」からといった付け方です。

しかし日本国内の空港を見ると、3文字目に「J」が入っている空港コードがいくつも見られます。

世界中にある膨大な数の空港と被らないように、「日本=Japan」の「J」が採用されているようです。

今回はそんな空港の3レターコード末尾に「J」がつく空港をまとめました。では北から南、西へと一気にチェックしてみましょう!

稚内空港 - WKJ

稚内空港は、定期旅客便がある空港としては日本最北。空港コードは「WKJ」です。

英語表記は「Wakkanai Airport」なので、末尾が「J」と知っていれば、思い出しやすい空港コードです。

旭川空港 - AKJ

旭山動物園でも有名な旭川の空港コードは「AKJ」。

英語表記は「Asahikawa Airport」で、覚えやすい空港コードとなっています。

礼文空港 - RBJ

稚内の西方60kmにある礼文島。空港コードは「RBJ」です。

英語表記の「Rebun Airport」から連想しやすいコードです。

日本国内で「R」から始まる空港では、他に与論島の「RNJ」があります。同じ島つながりで覚えておくと便利です。

青森空港 - AOJ

本州最北端の空港でもある青森空港。空港コードは「AOJ」です。

英語表記は「Aomori Airport」なので、こちらも覚えるのは簡単です。

2010年12月4日に東北新幹線の新青森駅が開業したことで、利用者がそれ以前と比べ減少しました。

三沢空港 - MSJ

青森県にはもうひとつ定期旅客便がある空港があります。

正式に三沢飛行場(Misawa Airbase)とされる三沢空港で、空港コードは「MSJ」。

航空自衛隊とアメリカ空軍でもあり、旅客定期便は多くありませんが、青森県東部の空港として覚えておきましょう。

JALが羽田=三沢線を運航しています。

大館能代空港 - ONJ

秋田県には秋田空港(AXT)がありますが、さらに北にある北秋田市には大館能代空港(おおだてのしろ)があります。

英語表記は「Odate-Noshiro Airport」なので、3レターコードの「ONJ」はそのまま覚えることができます。

ANAが羽田=大館能代線を運航しています。

山形空港- GAJ

山形新幹線のイメージがある山形。東根市にある山形空港の3レターコードは「GAJ」となっています。

「山=yama」の「Y」が使われず、「形=gata」の「GA」が使われています。

山形空港にはJALとフジドリームエアラインズが就航しており、羽田、大阪・伊丹、名古屋・小牧、新千歳への路線があります。

要注意なのは、間違えて「YGJ」とすると、鳥取県の米子空港(美保飛行場)になるので、混合しないようにしましょう。

また「YAJ」とすると、カナダのブリティッシュコロンビア州サターナ島にあるライアルハーバー空港になります。

新潟空港 - KIJ

続いては空港コードがちょっとイレギュラーな新潟の空港です。

首都圏とは上越新幹線や北陸新幹線で結ばれており、飛行機でのアクセスは一般的ではありませんが、新潟市の中心部からからも比較的近い日本海沿岸に新潟空港があります。

羽田線はありませんが、大阪、名古屋、札幌、成田などの路線のほか、国際線も発着しています。

空港コードは「KIJ」となっており、「新潟=Niigata」覚えづらいコードとなっています。

松本空港 - MMJ

続いても首都圏の方にはあまり使われない空港、長野県の松本空港です。

東京から松本へはJR中央本線の特急で結ばれており、羽田発着のフライトもありません。

3レターコードは「MMJ」で、アルファベットの「Matsumoto Airport」からそのまま思い出すことができます。

岡山空港 - OKJ

続いては一気に移動して西日本です。末尾に「J」が付く空港コードがいくつも見られます。

岡山空港の3レターコードは「OKJ」と覚えやすい文字ですが、「OYJ」と間違えてしまいそうなので少し注意。

国内線では羽田線、札幌線、沖縄線があるほか、アジアを中心に国際線も発着。

首都圏からは新幹線と飛行機で迷う距離ですが、JAL・ANAどちらも羽田線を運航しています。

広島空港 - HIJ

首都圏から新幹線で移動する距離では、感覚的にもギリギリとされるのが広島。

広島空港の3レターコードは「HIJ」で、英語表記の「Hiroshima Airport」から連想できます。

鳥取空港 - TTJ

日本海に面する鳥取空港も最後に「J」が付くコードが割り当てられています。

それさえ覚えていれば、あとは英語表記の「Tottori」からそのまま。

愛称は「鳥取砂丘コナン空港」ですが、英語表記は「Tottori Sand Dunes Conan Airport」となります。

米子空港 - YGJ

島根県には米子と出雲、石見と3つの旅客空港があります。車でも約50キロの距離と比較的近い場所に2つの空港があります。

国内線では、ANAが米子=羽田線と石見=羽田線、JALが出雲=羽田線を運航しています。また米子はソウルへの国際線、出雲は福岡や名古屋・小牧などへの国内線もあります。

愛称はそれぞれ「米子鬼太郎空港」と「出雲縁結び空港」です。

前途の通り、山形空港と間違えやすいコードです。山形空港のほうは「形」を強調した「GAJ」となっています。

石見空港 - IWJ

前途の石見空港も、最後に「J」が付く空港コード。

山口宇部空港 - UBJ

本州では最西端の空港となるのが山口宇部空港で、JALとANA、スターフライヤーが羽田線を運航しています。

アルファベットでは「Yamaguchi-Ube Airport」ですが、3レターコードは「Ube」のほうから「UBJ」となっています。

間違えて「YUJ」と覚えないようにしましょう。

松山空港 - MYJ

四国の空港では唯一、コードの最後の1文字が「J」なのが松山空港の「MYJ」です。

ここは英語表記の「Matsuyama Airport」からそのまま連想できます。

北九州空港 - KKJ

ここから九州です。JALとスターフライヤーの羽田線や国際線が発着する北九州空港の3レターコードは「KKJ」。

ここも「Kitakyushu Airport」の「KitaKyushu」から連想して覚えることができますね。

熊本空港 - KMJ

最後が「J」と覚えていれば、覚えやすいのが熊本空港の「KMJ」です。

英語の「Kumamoto」には「M」が2つ出てくるので、「KMJ」は連想しやすいのではないでしょうか。

ただし次の鹿児島空港と混合しないように注意しておきましょう。

鹿児島空港 - KOJ

九州新幹線が開業した今でも、本州・北海道からのアクセスでは飛行機が断然早い鹿児島。

鹿児島空港の3レターコードは「KOJ」で、2文字目「O」が少し覚えづらいかもしれません。

アルファベットの「Kagoshima」か連想して、間違えて「KGJ」とするとマラウイの Karonga Airport、「KSJ」とするとギリシャの Kasos Island Public Airport となってしまいます。

対馬空港 - TSJ

対馬海峡にある長崎県の島、対馬にある対馬空港の3レターコードは「TSJ」。

九州とはフェリーでも結ばれていますが、ORCオリエンタルエアブリッジが長崎=対馬線を運航しています。

奄美空港 - ASJ

鹿児島県の奄美大島にある奄美空港。東京、大阪からも直行便が飛んでいる空港です。

3レターコードは「ASJ」となっており、英語の「Amami Airport」からは2文字目の「S」が連想しづらいコードです。

与論空港 - RNJ

鹿児島県の与論島にある与論空港。3レターコードは「RNJ」と英語の「Yoron Airport」から連想しやすいコードです。

「R」から始まり「J」で終わるコードの空港では、前途の北海道礼文島の礼文空港「RBJ」があります。

天草空港 - AXJ

熊本県の天草空港は、3レターコードは「AXJ」で、英語表記「Amakusa Airfield」となります。

3レターコードは真ん中に「X」が入る国内では珍しいパターンです。

日本国内では他に秋田空港の「AXT」があります。また末尾に「X」が付く空港では、関西国際空港の「KIX」、喜界空港の「KKX」があります。

間違えて「AKL」とすると、北海道の旭川空港になります。

伊江島空港 - IEJ

沖縄県の伊江島にある伊江島空港は、定期旅客便はありまえせんが、IATAの空港コードはありませす。

英語の「Iejima Airport」から連想しやすい「IEJ」が割り当てられています。

粟国空港 - AGJ

沖縄県の粟国島にある粟国空港(あぐに)の3レターコードは「AGJ」。

過去には那覇~粟国線が運航されていましたが、路線のあった第一航空が2018年4月に沖縄から撤退しました。

現在のアクセスはフェリーとなっています。

まずは主要空港を覚えよう!

もし旅行業界や航空業界、空港関連の仕事で、3レターコードを頻繁に使うなら、国内空港はぜひ覚えておきたものです。

まずは主要空港からですが、旅行関係の資格試験にはマイナーな空港が選択肢に入ることも。

旅客定期便のない空港は覚えなくても不便ではありませんが、国内の主要空港、地方空港はしっかり知識としておきましょう。

また合わせて酷な空港の一覧都市コードと空港コードが違う例もチェックしておくのがおすすめです!

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